しょうたいふめいのGeek

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スタートアップやベンチャーへの転職

スタートアップ転職の光と闇を考える - orangeitems’s diary

の記事を見かけてちょっと個人の経験とかが思い起こされたので書いてみる。

スタートアップとベンチャーは違う。私は過去4回の転職のうち3回は世の中的に「ベンチャー」と呼ばれる会社に入社したが、スタートアップではなかった。

スタートアップの求人って、転職エージェントに見せてもらったやつだと、創業間もなくて社員数が2~3人、開発中のサービスなんかだけ決まってて仕事内容書いてあるけどほんとにそれだけか?…みたいなのだと思う。個人事業がまだちゃんとした組織になってないような。

私はスタートアップの段階は過ぎて、一応の組織はできているベンチャーに中途入社した感じだが、ベンチャーへの転職活動時にプラスに感じるのは「自分を必要としている感じ」だと思う。
だいたいは採用決定になると明日からすぐ来てくれみたいなことになる。一般的な企業が第x面接だの次の面接は何日後までに結果を云々といってくるのに比べ、いろいろあって退職した状態だとその会社に自分が必要だと感じられて、いっちょ入って助けてやるか、って気が沸き起こってくる。

…ただ現実は、あまり世間で有名でもなく、応募がそもそも少ないので選り好みできないことの裏返しだったりする。誰か辞めて人が欲しいとか。だいたい入社後にそんな現実に直面して、ああそういうことか…となるのだがw(それを毎回繰り返している私も私だw)

個人的経験だと、いろんなことができる人は重宝されるが報われるかは別…自分でも思わぬ経験ができて自信につながることもあったけど、お金にはなっていないw

 

自分の経験も含め、ベンチャー企業のマイナス面というか実情を伝えられていると思う記事は、以下の2つがある。

それでもベンチャー企業で働きますか? ペケ社長の見分け方 (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン

 

その企業の製品なりサービスが売れて増収増益が続いているなら、自分の頑張りに比例して会社も大きく、給与も上がって…ってことになるはずだが、実際は自分の担当業務が部署ごとなくなったり、過去の「冒険」の負債で成果を出しても評価されないばかりか仕事ばかり増えて本意でない仕事で責任を問われたり…とまあ現実は厳しいもので。

じゃあ無事会社が大きくなればいいかというと、新入社員採用をはじめたりまっとうな会社感が出てきたと思えば、いままでの自由な雰囲気が損なわれて違う会社にかわったみたいに…といずれも「安定」を求めているという人には向かないという点は間違いないと思う。

ただ、世の中自体が変化しているから、大企業内でずっと居座る気だろうと、その時その時で必要に応じて転職する気だろうと、自分が変化についていかなきゃいけないってのは変わらないのかも。私は前者を経験する機会はなくここまできてしまったがw

 

どうでもいいが私の在籍企業の遍歴は…

1社目:2千人規模のIT企業、倒産(私が転職してからずいぶん後)

2社目:(入社後)マザーズ上場

3社目:(退職直後)マザーズ上場 → 東証一部鞍替え

4社目:大手企業からカーブアウト(して数年後に私が入社)

 

現在5社目だがいろいろ限界を感じつつある今日この頃…