しょうたいふめいのGeek

主にPC系のやってみたことで誰かの役に立つかもしれないことを書いていく予定

従業員の個人PC点検が必要だった理由

個人の感想は「まだやってたのかよ…」ですね。以下は何も知らないIT業界に属している個人が勝手に想像含めてそのころの回想をしているだけですが…

本文に「WinnyやShare」というのが入っているように、P2Pファイル交換ソフトとそれを利用した流出ウィルスが流行っていたとき(10年くらい前?)にやりはじめたはず。

なんで必要かっていうと、インシデント調査の結果、過去に「定時で仕事が終わらず自宅PCで持ち帰って仕事していた」ことが原因なので、自宅PCを調査しないと再発防止策にならず…

しかもそのお家で仕事する手段としてメールで転送がよくあったり、メーラーの添付ファイルってバイナリ化されたファイルにBase64エンコードで入ってたりするもんだから、単にファイルを検索するだけじゃみつからないわ、当時Windows XPぐらいの時期だから標準メーラーがExpressとかつくpbxファイルなる謎フォーマットのメールボックスファイルを吐くやらで一筋縄じゃいかないくせに、pbxファイルが流出したらメールアドレスやら署名の情報や添付ファイルやら含まれるので最悪だったりとか…

IT業界では会社としては流出事故起こしたらそんなとことは付き合えん!と仕事の受注に直接影響するし、個人がやっちまったら懲戒解雇不可避(まだ厳格じゃなかった時代かもしれないが業務データを個人が持ち帰っている時点で問題)だから、どっちかというと「これやって事前に自宅PCに問題がないことをチェックしとけば、従業員も情報漏洩事故を起こさずに済む」という会社と従業員ともにメリットもあって必要だからしかたない、ってスタンスが「プロパーへの強制」ってなってもまあおかしくはない。「関係会社の協力社員」についてはまあここでは置いておこう… 

 

現在、職場でUSBメモリ使い放題、個人スマホを業務時間中に誰もが平気で使ってたりする一般企業の職場にいるが、この例も「IT業界って普通の人から見たら異常なのかねやっぱり…」って感想です。

実際「PC離席前はパスワード保護つきスクリーンロック!」とか「人がパスワード打つときは画面から目をそらす」とかのIT業界内で必要だったふるまいをいまだクセでやっちゃうけど奇異の目でみられるもんな…