DMM VR動画でPSVRとWindows MRがHQ対応
私がWindows MRを始めた時点では対応していなかったが、DMM MR動画プレイヤーが2/7更新されたタイミングで、HQ(ストリーミング)対応したようだ。
DMMのページを見るとPSVRもHQ対応に名を連ねているので、ほぼ同時に対応したと思われる。
これで同一作品を標準とHQを見比べれば、HQが明らかに綺麗なことがわかるので、VR専用ゴーグル民は皆HQに移行していくのではないかと思う。
実際に久々にDMM MR動画プレイヤーでHQ動画をみたところ、スキップやシークが遅くてイライラする以外は、快適に視聴することができた。(スピードテストで100Mbps程度出る環境)
ただDMMのVR動画紹介ページには
HQ版作品は、HQ画質と更に高品質のUHQ画質がございます
という一文がある。おそらくビットレートがよりオリジナルに近い(またはオリジナルそのもの)ものがUHQではないかと思うが、手元の最新のVR動画のダウンロード容量目安で
UHQ 22,387MB
HQ 13,624MB
とかなりの差があるので、最高画質で作品を見たいという場合はダウンロードのほうが良い。
個人的にはWindowsMRのBluetoothコントローラのポインターが邪魔、動画をスキップしながら見ることが多いということで、Windows MR+DMMVRPlayerという視聴環境を使うことになりそう。
ただ私のPC環境がAMD FX6300と普通のVR用PCではありえないものなので、最新のUHQ品質動画の再生に耐えれなくなってしまった。当初のHQとUHQの差は容量で比べると3,830MB/4158MBとたいしたことがなかったのだが…
いままでCPU能力的になにも不満がなかったので手を付けていなかったが、とうとうDDR4ベースの新PC自作をマザー・CPUから一式作ることになりそうだ…
Windows MRに対応するUSB3.0インタフェース
Windows MR診断アプリでOKだったのに、USB3.0の問題で対応に苦戦したのでメモ。
チップ型番だけでなく電源供給も考える必要があるよ、という話。
2018年11月某日、都内家電量販店でAcer AH101のデモ機が2万円で売られていたので、Windows MR動作環境や対応コンテンツなどもよくわかっていないまま、ついカッとなって購入。
手元の自作PCは仕事が忙しい等で数年放置状態のAMD FX-6300/990FXベース、グラボはRADEON HD7800、Windows 10 64bit。
診断ソフトでグラボ、Bluetooth、USB3.0(Etron)に問題があることがわかったので
・RADEON RX570
・Bluetooth4対応USBドングル(LBT-UAN05C2)
・FRESCO FL1009チップUSB3.0ボード(補助電源なし)
を購入。これらが到着次第使えると思ったのだが…
FRESCO FL1009 USB3.0 Hostの増設で診断ソフトの結果はクリア。
しかし実際にMRポータルを起動するとゴーグルを認識しない…
BIOSでオンボードUSB3.0を切ったりといろいろ試したもののどうやってもNG、USB2.0ポートに接続するとUSB非対応メッセージとなるのでゴーグル本体の問題ではないようだと判断。
Windows MRのUSB3.0相性の記事(英語が多い)をいろいろ見ると、「補助電源ありを推奨するが、それで必ず動作するとは限らない」というような記載をみかけた。
NGだったボードの補助電源ありを購入するのもどうかと思い、
RenesasチップUSB3.0のSATA補助電源ブラケット付き2ポート(内部2ポート系4ポート)を追加購入。
差し替えたところあっさりとMRポータルが先に進んだ。
個人的感想など
さらにMRポータルのソフトダウンロードもやたらとタイムアウトしたのだが、よくわからず何度もリトライして完了したので、こちらは原因を突き止めるに至らなかった。時期によってはWindows 10のバージョンがどうとかいう問題もあったよようで、まだまだWindows MRは一般向けとはいえないな…と感じた。
個人的に昔からあえて変なパーツをアキバで買ってきて試したりしていたので、久々に自作PCの醍醐味?を味わえて面白かったが、そこらで買ってきたPC(特にノート)にVRゴーグルさせばすぐつかえる、になるにはまだ時間がかかりそうだな…
Windows MRで.wsdcfファイル(DMM VR動画ファイル)を再生する
AcerのWindows MR用ゴーグルを手に入れたのでSteamVR以外にDMM VR動画に利用していたのだが、Windows MR用アプリではHQ(60fps)に対応していない他ストリーミング再生のみとなり、ダウンロードした.wsdcfファイルを再生できなかった。
ストリーミング再生は購入即再生できて便利だが、回線速度等に左右されるし、PCのVRゴーグルでHQ再生できないのはもったいないので、試行錯誤の末にHQを含む.wsdcfファイル再生ができたので、情報共有。
用意するもの
WindowsMR環境(VRゴーグルとBluetoothコントローラ、対応PC、MRポータル)
Windows Mixed Reality for SteamVR (おそらくSteam本体も)
DMM VR動画プレイヤーアプリ (DMM MR動画プレイヤーも導入済)
これらを揃えて.wsdcfファイルをDMM VR再生アプリに関連付けて起動すると、SteamVR環境でWindows MRゴーグルがHTC VIVEとして認識され(ように見える)、Windows MR内のSteamVRの中でDMM VRアプリが出力したVRゴーグル映像が表示される(と推測)。
(以下は個人的感想)
個人的にモンハンのついでにPSVRにするか考えていたところだったので、HQ再生できたことでWindows MRにしてよかったという結果になった。(DMM公式ではどちらも非対応だが)
ただしWindowsMRはまだまだPCセットアップのハードルは高く、グラボ以外にUSB3.0拡張カードを2枚変えてやっと使えるようになったものなので、PC自作を楽しめるレベルの人でなければ、DMM VR動画ようにOculus Goを買うのが手っ取り早いかもしれない。